第2弾【さまざまなスポーツに水泳は好影響シリーズ】サッカーに水泳がもたらす好影響とは!?
このシリーズは、Physical Basic Concept(以下PBC)様とのタイアップ記事となります!水泳がさまざまなスポーツに好影響を及ぼす可能性が高いことを紹介していきます!(全5回)
第二回は、PBCに所属する理学療法士の畔柳 崇さん**(以下畔柳さん)に、サッカーと水泳の関係性を伺ってきました!
畔柳さんは、理学療法士として活動しており、主に整形外科疾患、スポーツ傷害の患者を診ています。
また、大学や高校の部活動(サッカー・ハンドボール)にてトレーナー活動をしたり、2018年シーズンには、名古屋グランパスにて、専任理学療法士としても活動されていました。
詳しくはInstagramページをご覧ください!
https://instagram.com/kuroyanagi.pt.conditioning?igshid=rfzppb35wkm2
そもそも、サッカーと水泳の共通する部分とは
編集部 さっそくですが、サッカーと水泳の共通する部分って何かありますか?
畔柳さん はい。一言で言うと、股関節の動きがパフォーマンスに大きく影響する点ですね。
編集部 なるほどですね!具体的にサッカーと水泳で例えた時にそれぞれどのような動作のことを指しますでしょうか!
畔柳さん はい。サッカーだと、ボールを蹴る際の動作を指しますね!水泳だと、クロールのバタ足をする際の動作を指しますね。(もちろん、他の泳ぎの際も使います)
編集部 イメージできました!では、どのような観点で好影響を与える可能性がありますか?
サッカーに水泳がもたらす好影響とは
畔柳さん まず、好影響をもたらす股関節の動きは、大きく二点に分かれます。1点目は股関節の伸展と呼ばれる動き、2点目は股関節の屈曲と呼ばれる動きです。その2点についてわかりやすく説明していきますね。
編集部 はい!お願いします!
股関節の伸展とは何か
畔柳さん まず、股関節の伸展についてですが、わかりやすく表現すると、太ももを後ろに振りかぶる動作のことです!
例えば、サッカーにおいてボールを蹴ることは必須となりますよね。その際に必ず振りかぶる動作が入ることはイメージできると思います。その際にフラフラしていては、蹴る際のインパクトが弱くなったり、コントロールが悪くなります。振りかぶる際に体幹が安定していることが大切となってきます。
また、体幹を安定させることができなければ、腰を沿って振りかぶってしまったり、膝だけで振りかぶろうとするため、腰や膝を痛める原因にもなります。
そこで、水泳は、水中でバランスを取りながら(体幹を使って)、バタ足をしなければならないので、自然と体幹を使って、股関節の伸展の動作をすることができます。
股関節の屈曲とは何か
畔柳さん 続いて、股関節の屈曲についてですが、わかりやすく表現すると、太ももを前に蹴り下げる動作のことです!
例えば、サッカーにおいてボールを蹴りながら、周りの状況を把握しすぐに走り出す必要がありますよね!その際に蹴り終わりにフラフラしていては、走り出しが遅れてしまいます。つまり、蹴っている最中や蹴り終わりも体幹の安定性が大切になってくるのです。
そして、ここでも水泳は、水中でバランスを取りながら(体幹を使って)、バタ足をしなければならないので、自然と体幹を使って、股関節の屈曲の動作をすることができます。
編集部 なるほど!素晴らしいですね!
畔柳さん はい。そうなんです。つまり、サッカーのボールを蹴る動作においてハイパフォーマンスを出したり、怪我をせずに長く続けたいのであれば、水泳が非常に好影響を与える可能性が高いんです!
編集部 畔柳さん、ありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回お話いただいた内容の要点を2つにまとめました。
1、サッカーのボールを蹴る際の動作と水泳のバタ足は共通点が多い。
2、水泳で培った股関節の可動域や可動性はサッカーにも好影響を与える。
ぜひ、この機会に、お近くのスイミングスクールの体験・見学に行ってみましょう!
p.s.
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