第3弾【さまざまなスポーツに水泳は好影響シリーズ】速く走るのに水泳がもたらす好影響とは!?
このシリーズは、Physical Basic Concept(以下PBC)様とのタイアップ記事となります!水泳がさまざまなスポーツに好影響を及ぼす可能性が高いことを紹介していきます!(全5回)
第三回は、PBCに所属し、名古屋市のスポーツクリニックにて理学療法士としてご活躍されている後藤 拓希さん**(以下後藤さん)に、走る動作と水泳の関係性を伺ってきました!
後藤さんは、理学療法士として活動しており、主にスポーツ傷害の患者を診ています。
詳しくはFacebookページをご覧ください!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100021672677030
そもそも、走る動作と水泳の共通する部分とは
編集部 さっそくですが、走る動作と水泳の共通する部分って何かありますか?
後藤さん はい。一言で言うと、股関節の動きがパフォーマンスや怪我防止に大きく影響する点ですね。
走る際に、より推進力を生まれさせるには、股関節に密接する2つの筋肉が上手に使われる必要があります。
1、お尻の筋肉(大臀筋)=ももを後ろにもってくる筋肉
2、股下の筋肉(腸腰筋)=ももをあげる時の筋肉
編集部 この二つの筋肉と水泳も関係があるのですか?
走る動作に水泳がもたらす好影響とは
後藤さん はい。バタ足をする際には、蹴り上げる動作(アップキック)と蹴り下げる動作(ダウンキック)があります。その際に、それぞれ腸腰筋と大臀筋を使います。
1、お尻の筋肉(大臀筋)=アップキック
2、股下の筋肉(腸腰筋)=ダウンキック
この2つの筋肉が上手に使えていないと、ももの前や後ろの大腿四頭筋、ハムストリングスといった筋肉が過剰に働いてしまうため、パフォーマンス低下や怪我のリスクにつながってきてしまいます。
また、水中だと体幹が安定しにくい中で、この二つの動作を交互に行うため、動きの見た目以上に求められている能力は高いです。体幹を安定させながら股関節をコントロールするという点では、陸上でも応用できると思います。
編集部 なるほどですね!ありがとうございます!他にメリットはありますか?
後藤さん はい。その他のメリットとしては、心肺機能の向上や柔軟性の向上、バランス感覚も鍛えられるので、短距離・長距離に関わらず、走る動作に必要な身体のベースをつくれる可能性もありますね。
編集部 最後に、もしデメリットもあれば教えてください。
後藤さん はい。水泳で足首が柔らかくなりすぎると、捻挫のリスクがあがったり、地面を蹴る時の力の伝達が弱くなる可能性があります。つまり、足首を固める能力が枯渇する可能性があるということですね。柔らかいだけでなく、足首の筋力を向上させて固めることも出来る足首を目指したいです。
編集部 後藤さん、ありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回お話いただいた内容の要点を2つにまとめました。
1、水泳と走る動作は共通する点がある。
2、水泳で培った股関節周りの筋肉は走る際にも好影響を与える。
ぜひ、この機会に、お近くのスイミングスクールの体験・見学に行ってみましょう!
p.s.
「スイミング情報ネット」では
各専門家様とさまざまな角度から水泳の魅力をお届けする、
「専門家タイアップ」コンテンツを配信しております。
水泳の魅力を伝えたい専門家様、お気軽にご相談ください!